こんばんわ。
岡山市北区中央町の
バー イングルヌックです。
今日はイングルヌックという店名の由来を、皆様に知って貰えたらと思いお話しします。
オープン当初はイングルヌックと覚えて頂けず「バー いんぐりもんぐり」とよく言われたものです。
まあ、後者の方が覚えやすいですけれどね(^^ゞ
ではでは(;^ω^)
イングルヌックとは英単語で暖炉端と訳します。
お店の雰囲気を「暖かくて居心地の良い場所」にしたくて店名を考えていたところ
イングルヌックというワインに出逢い意味を調べたら暖炉端と訳されていたので、これはビンゴ&ビンゴだと思い
イングルヌックと名付けました。
数あるワインの銘柄の中に、カリフォルニアワインの伝説のワイナリーで作られた
イングルヌックワインを当店でもウェルカムドリンクとしてお出ししていました。
現在は取り扱いをしておりませんが、非常にシャープな出来栄えの美味しいワインです♪
産地はカリフォルニア・ナパヴァレー、カリフォルニア・ラザフォードになります。
品種は
赤がカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、ジンファンデル・・・
白がヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ・・・
イングルヌックはフィンランド人「グスタフ・ニーバム」によって1879年に設立され1941年のヴィンテージは伝説のワインとなりました。
フランスワインの真のライバルになり得るワインを目指し、ヨーロッパの高品質なブドウをナパに持ち込み
更には最新の設備を整えるなど、巨額の投資を惜しげもなく行いました。
その後、数十年かけて非常に高い評価を得るワイナリーへと成長しましたが、1975年映画監督として世界的に有名な
「フランシス・フォード・コッポラ」がエレノア夫人と共に敷地の一部を購入する頃には
イングルヌックの名前も他社に売却され、そのワイナリーは完全に崩壊していました。
その後、コッポラ夫妻は20年という長い年月をかけ売却されていた畑を徐々に買い戻し、歴史ある
イングルヌックの再興に向けて多大な尽力を続けます。
そして遂に2011年4月念願の「イングルヌック」という名の商標権をザ・ワイン・グループから取得し
それまでの「ルビコン・エステート」は、歴史ある名称
「イングルヌック」として生まれ変わりました。
これにより、名実ともに歴史と伝統に裏打ちされた偉大なイングルヌックが完全復活となります!
大きな変革は、これだけに留まりません。
21年間を「シャトー・マルゴー」で過ごし、さらには11年もの間、シャトー・マルゴーのエステート・ディレクターを務め続けた
著名な醸造家「フィリップ・バスコール」が、新生イングルヌック・ワイナリーの支配人兼醸造家に就任しました。
コッポラは「フィリップ・バスコールの様な卓越した醸造家を改名したイングルヌックに迎えることは、ワイナリーの伝統や修復された遺産を称賛する意思の表れです。」と、語ります。
また、バスコールも「私は、ワイナリーの美しさとユニークな環境に魅了されました。そして、2009年ヴィンテージのサンプルを幾つかテイスティングした時に、この畑の素晴らしいポテンシャルを確認しました。私は、フランシス・フォード・コッポラのこのポテンシャルを十分に表現するワインの品質を高めたいという要望を理解し、この目標を達成するために、新しい手法でワインを造れることに、とても興奮しています」と、語ります。
今後は、バスコールのもと、カリフォルニアワインの頂点に立つに相応しい真に偉大なワインとして、エレガントでフィネスを感じる新生イングルヌックとしての、大いなる躍進が期待されます!
とまあ、長くなりましたが、店名イングルヌックの由来とイングルヌックワインの歴史を述べさせて頂きました。
今宵も、暖炉端のようなバー・イングルヌックで皆さんのご来店をお待ちしております。
イングルヌックマスター(愛称たけちゃん49歳)でした。
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